モンテッソーリ教育

● 人生の土台となる幼児期の大切な教育
100年以上前から行われている教育で、現在も欧米をはじめ、アジアやアフリカ
南アメリカ、オセアニアなど世界で一番広く行われている幼児教育です。
子どもが持っている「自己成長力」を生かし、「自立」を促し、健全な精神の
発達へと導く教育です。
 創始者のマリア・モンテッソーリはイタリア人女性(医学博士・教育者)で、
平和と子どもの生命の尊重を訴える運動を展開し、ノーベル賞の候補にあげら
れたり、イタリアのリラ紙幣に肖像が載ったりしました。

● モンテッソーリ教育の目的
それぞれの発達段階にある子どもを援助し、「自立していて、有能で、責任感
と他人への思いやりがあり、生涯学び続ける姿勢を持った人間に育てる」こと
を基本に園児を育てます。

● 日本でもその教育方法が広く取り入れられています
自主選択:自分で選び ・やってみようかな? わぁ~おもしろそう!
くりかえし活動:自分で関わり ・こうかな、こっちかな、もっとやってみよう
集中現象:自分で創る ・・できた! やった! -もっとやりたい ・・・

● 縦割りと横割り教育
モンテッソーリ教育の特徴のひとつに、縦割りクラスがあります。
縦割りクラスは、年少さん・年中さん・年長さんが多様な関わりで思いやりや、 心のふれあいを学びます。少子化が進んでいる現在、貴重な体験ができます。 横割り活動は、同じ年齢の子ども達がみんなで一緒に楽しみながら学びます。当園は、縦割り・横割り教育をバランスよく学ぶので、横割り教育が中心の
小学校に入学しても戸惑うことはありません。

● 手を使った人格形成
「手は体から外へ飛び出した脳」 と言われ、手を使うことは脳を活性化させる
原動力です。子どもの知能は手を使わなくても、ある水準には達しますが、
手をいっぱい使う活動によって、子どもの知性はさらに高められます。 
子どもの知性は人間的に、より調和の取れた安定感と思いやりのある子に
育つのです。
やがて、平和を愛する豊かな人間としての基礎が幼児期に育まれます。

切るお仕事

モンテッソーリ教育は、具体的に次の5つの領域があります。
● 感覚教育
子どもたちの繊細な五感を軟らかく刺激し、その発達を活性化する。

● 数教育
感覚的に訴える教具を使い、見て触って確かめながら数教育を理解する。

 ● 言語教育
コミュニケーションの基本は、お互いを尊重することです。意欲的に学ぼう
とする敏感な幼児期に、教具を系統的に使い、友達と豊かなコミュニケー
ションができる人格を形成します。

 ● 文化教育
上記の 「日常生活の活動、感覚・数・言語教育」、その他の様々な方面か
ら互いに関連しながら、幼児の興味は世界へと広がり、豊かな心で、美し
い世界を愛する心を養います。

● モンテッソーリの教具
モンテッソーリ教育に使用される色とりどりの木製玩具は、「教具」と呼ば
れる教材で、モンテッソーリとその助手たちが開発したものです。
その形、大きさは勿論のこと、手触り、重さ、材質までこだわって作成されて
おり、子ども達の繊細な五感を柔らかく刺激するよう配慮がなされています。
この教具を使って、子ども達が遊ぶことを 「モンテのお仕事」と呼んでいます。